ISBN:406211366X 単行本 石黒 耀 講談社 2002/09 ¥2,415

2005年も通勤時間の長さにより、読書量はハンパない感じなのだが、今年は、毎月「この一冊!」をオススメしていこうと企画。
月に2冊になることも、二ヶ月に1冊になる可能性も否定できないが…。

その第一弾がこれってのは、どうなんだろうね?
新年にしちゃあ、かなりヘビーだ。
でも、地震や大津波が身近に感じられた昨年末をすごした直後なだけに、これはクル。

日本における地震でも大津波でもない天災、大規模自然災害。
それは間違いなく、「火山」。

昔、中学時代まではみなが地理を一応習っている以上、この国が「火山列島」である事は常識であるはず。
しかし、実際にその辺の山(死火山と認識していたような山)が噴火することなんて考えた事もないじゃない?
この本はそれを覆してくれる感じ。

ま、フィクションですけどね。

これが「ミステリー」の賞である(はず)のメフィスト賞をとってるのは、他のメフィスト賞受賞作と比べると毛色がだいぶ違う感じを受ける。
ミステリっつーより、ある意味では「ホラー」だし、「SF」だと思う(思いたい)人も多いと思う。

それでも。
火山列島「日本」を思い出させる一冊。

コメント

玲

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