卒論の話。

2003年10月9日
予告どおり、今日は卒論の話を。
ここの所、日記に「卒論がんばらなきゃ」何回か書いてはいたのだが、実のところ、あんまり進展はない。

なぜならば。


今が発酵期間だからだ。


パンじゃないんだから、などというベタな突っ込みは却下します。
私が書いているのは、デンマークとスウェーデンとドイツに海を隔てて囲まれた、ボーンホルムという島の歴史。まあ、普通は知らないだろうな、そんな島。日本で知名度がさっぱりない島なので、日本語の文献なんて、ホントに少ない。
そのせいで、自働的に文献はデンマーク語とかスウェーデン語だったりするわけだ。

んで。
そういう、日本語以外の文献を元に文章を書くには、「発酵期間」が必要になる。

この言い方じゃ通じないか。

どうにか読解してから、自分の「知識」として活用させるためには、納得いくまでの「熟成期間」が必要なのだ、ということ。
特に歴史なんかねー、人物像に肉付けしていったところで、彼なり彼女なりが頭の中で行動し始めるには時間かかるのよ。動き始めたら、すぐにまとまるんだけど。

知ってる人は知ってるだろうが、私は以前、小説なんぞ書いてみた事もある。あの時もそうだった。文章を書く時はいつでもそう。書き始めたらあっという間に終るから、文章書くの得意だと思われていたのも、全ては頭の中でキャラクターが動き始めるから。歴史だって同じ。感情移入したら、新しい視点が開ける。自分だったらこのように行動したはずだ、という感情の動きは文献に載ってはいない。だからこそ、新しい私の視点が生まれる。

そう、そうなるのを待っているんだ。
また、そうなったら日記で報告します。

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玲

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